医療ダイエットとは?目的別医療ダイエットの10つの種類と期待できる効果・よくある質問【Q&A】

2024.07.26

「食事制限や運動をせずに体重を落としたい」「部分痩せがしたい」など、手軽にダイエットを行いたいと考えている方はいませんか?

そんなあなたには、食事制限やキツイ運動なしでも体重を落としたり、部分痩せをしたりすることができる医療ダイエットがおすすめです。

本記事では医療ダイエットについて、目的別医療ダイエットの10つの種類と期待できる効果や、よくある質問【Q&A】を徹底解説します。

目次

医療ダイエットとは?

医療ダイエットとは「メディカルダイエット」とも呼ばれており、クリニックで処方される内服薬で体脂肪・体重を減らしたり、脂肪吸引で部分的にサイズダウンさせたりするダイエットのことです。

ダイエットと言えば食事制限や適度な運動が必要だと考えられてきましたが、医療ダイエットの誕生によって自分の生活スタイルを変えずにダイエットをしたり、高度肥満の方でも体重や体脂肪を減少させたりすることができるようになりました。

医療ダイエットのメリット

医療ダイエットのメリットはやはり「手軽にダイエットできること」でしょう。
内服薬の成分で食欲を低下させたり、マシンで脂肪組織を破壊することで部分痩せを叶えたりと、手軽かつ比較的楽にダイエットが行えます。

医療ダイエットのデメリット

医療ダイエットのデメリットは「料金が高額になる可能性があること」「マシンを使用した脂肪吸引などではダウンタイムが起こること」が挙げられるでしょう。

その他にも、医療ダイエットを行うことで一時的に痩身が叶ったとしてもその後の生活状況によってはリバウンドする可能性もあります。

加えて、内服薬を使用した医療ダイエットは「高度肥満」などの事情があって行う場合は保険適用となりますが、ただ単純に痩せたいという理由で医療ダイエットを行う際は保険適用外です。

また、医療ダイエットに使用される内服薬は、上記のように体型に改善が必要だと医師が判断した場合のみ行うものであるという考えが強く、クリニックや病院によっては処方を断られる可能性もあります。

医療ダイエットがおすすめの人

医療ダイエットがおすすめの人は以下の6つに当てはまる方です。

  • 保険適用外でもいいから痩せたい
  • 食事制限や運動などはしたくない
  • 我慢せずに痩せたい
  • 短期間で部分痩せしたい
  • 治療を行って太りにくい体質になりたい
  • 自分の力で体重や体脂肪を落とせるレベルではない

特に、今まで一生懸命頑張ってもダイエットが成功しなかった経験をお持ちの方や、自分の力で体重や体脂肪を落とせるレベルではない高度肥満の方は、無理をせずに医師の力を借りて医療ダイエットを行うことをおすすめします。

医療ダイエットをおすすめできない人

  • 標準体重
  • 薬に依存癖がある
  • 摂食障害

現代では標準体重の女性でもダイエットする傾向にありますが、標準体重とは健康体である証です。また医療ダイエットは本来「治療」として行われるものであり、健康体の方が医療ダイエットを行うことで体調を崩す可能性があります。

他にも、使用される内服薬の中には向精神薬と呼ばれる依存性がある薬もあるため薬に依存癖がある方だと、決められた期限以上に飲み続けたり1日の服用回数を増やしたりする危険性があるでしょう。加えて、拒食症や過食症など、体と心のバランスが乱れている方にも医療ダイエットはおすすめできません。

【部分痩せ】医療ダイエットの種類と期待できる効果

次は部分痩せにおすすめの医療ダイエットの種類と期待できる効果を解説します。

脂肪溶解注射

脂肪溶解注射とは主に大豆から抽出される成分でできている、脂質の代謝を高めたり、血管の壁に付着しているコレステロールを溶かす作用があるダイエット注射のことです。

この脂肪溶解注射を脂肪が気になる部分の皮下脂肪へ注射することで、薬液が浸透した部分の脂肪細胞が破壊、その後溶解され、血管や腎臓を経由して汗や尿として体外へ排出されます。それにより、部分痩せ効果が期待できます。

脂肪溶解注射には「BLNS」「カベリン」「ネオベラ」や、この3つ以外にも幅広い種類があり、クリニックによって使用される薬剤が違うため治療回数や効果が期待できる期間に違いがあります。

痩身マシン

痩身マシンとは、医療機関はもちろんエステでも使用されている痩身機器のことです。
本記事で解説している医療ダイエットで使用される痩身マシンは、脂肪溶解や筋肉強化、代謝アップと患者様の悩みに合わせたマシンを使用して医療ダイエットを行っていきます。

また医療機関で使用される痩身マシンは、医学的根拠に基づいて製造されているため、部分痩せはもちろん全体的な痩身にも効果が期待できます。

脂肪吸引

脂肪吸引は、医療用機器を使用して体外から脂肪細胞を吸引する治療のことです。
従来の脂肪吸引では、脂肪が気になる部分の皮膚を切除し、そこから特殊なカニューレと呼ばれる器具を挿入して脂肪を吸引する方法がメジャーでした。

しかし、最近では「熱で脂肪を除去」「脂肪細胞を冷却・破壊」「脂肪を溶かす」など、切らなくても脂肪にアプローチできる施術が増えています。これにより、ダウンタイムが大幅に短縮されたため、ダウンタイムが心配で脂肪吸引ができないという方には、切らない施術がおすすめです。

【全身痩せ】医療ダイエットの種類と期待できる効果

次は全身痩せにおすすめの医療ダイエットの種類と期待できる効果を解説します。

GLP-1

GLP-1とは、2020年に日本で承認を受けた「痩せるホルモン」と呼ばれる成分のことです。
GLP-1はインスリンの分泌に関わる膵臓のβ細胞に作用し、インスリンの分泌を促すことで、血糖値を下げたり、グルカゴン分泌が行われる膵臓のa細胞に関しても作用することで、血糖値の上昇を抑える効果が期待できます。

これにより、「食欲減退」「内臓脂肪の燃焼」「基礎代謝の向上」などの効果が期待できるため、辛い運動や食事制限は難しいと考えている方におすすめの医療ダイエットです。

またGLP-1には「ダイエット注射」と「経口投与薬」の2種類があります。

リベルサス

リベルサスは、上で解説したGLP-1を経口投与薬にした内服薬のことです。
期待できる効果自体もGLP-1の解説と同様であるため、注射での治療に抵抗があると感じている方はリベルサスの服用をおすすめします。

サノレックス

サノレックスは高度肥満症の治療で使用される内服薬のことです。
このサノレックスには「マジンドール」と呼ばれる食欲を抑制する作用がある成分が含まれており、加えて、代謝エネルギーを促進させる作用があるため、自然と摂取カロリーを減らしてダイエットを行うことができます。

しかし、このサノレックスは厚生労働省によって第3種向精神薬として指定されている依存性が高い内服薬であるため、服用には注意が必要です。

ゼニカル

ゼニカルは、体内の脂肪吸収を阻害する効果が期待できる内服薬のことです。
このゼニカルは、脂質を消化・分解するリパーゼ酵素のはたらきを抑制する作用があるため、摂取した食事に含まれる脂肪の吸収を30%前後抑制する効果が期待されています。

しかし、ゼニカルの副作用として「油漏れ」と呼ばれる「本来体内に吸収されるはずだった油が、無自覚の状態でお尻から漏れてしまうこと」があります。そのため、服用時は女性用ナプキンや、大人用オムツなどを日頃から着用しておく必要があるでしょう。

BBX

BBXは天然原料で作られたサプリメントで、タイのFDA(食品医薬品局)も安全性を承認しています。
このBBXには「BBX」と「BBX PLUS」などがあり、ストレスによる食欲増強を抑制し、摂取カロリーを約50%もカットする作用があります。

加えて、糖質の消費を抑えることでリバウンド防止にも繋がることから、医療ダイエットとして注目を浴びているサプリメントです。

【痩せやすい体質を目指す】医療ダイエットの種類と期待できる効果

次は痩せやすい体質を目指したい方におすすめの医療ダイエットの種類と期待できる効果を解説します。

GLP-1注射

GLP-1注射は、先ほども解説した「ダイエット注射」の一つで、インスリンの分泌を促すことで痩せやすい体質を作ることにも向いています。

加えて、バランスの良い食事や適度な運動を継続することで、自然と体重が落ちていくようになることから、「GLP-1ダイエット」としても知名度が高い医療ダイエットです。

ダイエット点滴

ダイエット点滴とは、「αリポ酸」と「Lカルニチン」と呼ばれる成分を同時に注射で投与することで、脂肪とブドウ糖の代謝やエネルギー化を促進し、脂肪を燃焼させる点滴のことです。

αリポ酸は、生活習慣病や老化を防ぎ、体内で発生する活性酸素の増加を抑制する効果が期待されており、糖尿病患者への治療でも使用されることがあります。

加えて、Lカルニチンは脂肪を燃焼する役割を果たしている「ミトコンドリア」へ脂肪を運ぶはたらきをしており、Lカルニチンをしっかり補給しておくことで、体内に溜まった脂肪を効率よくエネルギー化させる効果が期待できます。

医療ダイエットの注意点

次は医療ダイエットの注意点について解説しますので、ぜひ参考にしてください。

副作用のリスクがある

医療ダイエットに使用される痩身マシンや施術、内服薬には少なからず副作用やダウンタイムがあります。特に内服薬に関してはゼニカルで解説した以外にも、薬の種類によって様々な副作用が起こる可能性があります。

もちろん、体質によっては副作用やダウンタイムが起こらない可能性もあります。
しかし、副作用やダウンタイムが起こりづらいとされている施術や内服薬であっても、そのときの体調によっては起こり得る可能性があることを理解しておいてください。

保険適用外

医療ダイエットの大半は、本来「高度肥満」「糖尿病」など、病気を患っている方の改善策として使用されるものです。そのため、医療ダイエットを受けるにあたって条件を提示される場合もあり、条件をクリアしていなければ、保険適用外となります。

医療ダイエットはリバウンドの可能性がある

本記事で解説している医療ダイエットは、1度医療ダイエットが成功したからといって半永久的にその状態をキープできるかと聞かれれば答えはNOです。

例えば、内服薬の場合、飲むことをやめれば期待できる成分の効果は薄れます。
加えて、脂肪吸引はその部位にある脂肪を除去することで、基本的にリバウンドはないとされていますが、リポスターシス(脂肪定常説)によると、脂肪細胞を除去した場合、体が脂肪を戻そうと食欲の増加傾向が見られるとされているのです。

そのため、心の赴くままに食事をしていれば、医療ダイエット前よりも脂肪が増えることはなくても、脂肪が全くつかないとは言えません。以上を踏まえて、医療ダイエットに成功した後は「食生活を見直す」「適度に体を動かす」など、生活習慣を整えてそれを継続することが必要です。

医療ダイエットに関するよくある質問【Q&A】

次は医療ダイエットに関するよくある質問【Q&A】について解説します。

医療ダイエットはいつ頃から効果が期待できますか?

早い方だと1カ月目で既に減量に成功している方もいます。
そのため、期間の目安は1カ月~3カ月程度と言えるでしょう。

医療ダイエットをしたいときは何科に行けばよいですか?

ダイエット診療を行っている「内科」「肥満外来、ダイエット外来(美容クリニックにも有)」で専門医が親身に話を聞き、適切なアドバイスや医療ダイエットを提案しています。

処方される薬は長期的に服用しても大丈夫ですか?

内服薬によっては服用期間が定められているものもあります。
ご自身が服用する薬は長期的な服用はできるのかを、処方時に相談してください。

以前、内服ダイエットをして効果が期待できなかったのだけど…

同じダイエットの悩みで処方される薬でも、人によっては合わない可能性もあります。
そのため、服用開始から1カ月程度経過しても何も変化がない場合は、一度使用を中止し、処方を受けた病院やクリニックへ相談してみましょう。

当院の特徴

次は当院の特徴をご紹介しますので、ぜひご覧ください。

幅広い施術に対応

本記事を監修しているLUNA BEAUTY CLINICでは、幅広い美容施術に最新機器を使用して対応している美容クリニックです。

顔の脂肪吸引やピコレーザー、ケミカルピーリングなど、患者様の悩みに合った施術をカウンセリング時に提案させていただきます。

丁寧なカウンセリングで患者様の心に寄り添う

LUNA BEAUTY CLINICでは、従来の「患者様が医師(施術担当者)の待つ診察室へ行く」ではなく、「医師(施術担当者)が、患者様のいらっしゃる個室へ行く」という方法を採用しており、カウンセリング時も患者様の理想・希望を第一に考え、心に寄り添った丁寧な対応を心がけております。

クリニックは駅から徒歩圏内

当院は2024年7月時点で「池袋駅前院」「銀座院」「新宿西口院」「大宮駅前院」の4院を展開中です。いずれも駅からのアクセスが良いため通院しやすく、多くのお客様にご来院いただいています。お仕事帰りやお出かけ中の空き時間にふらっと訪れやすいのが魅力です。

美容施術ならLUNA BEAUTY CLINICへ

本記事を監修している当院「LUNA BEAUTY CLINIC」では、快適な完全個室空間で、ご予約の際からお客様の「綺麗になりたい」という気持ちと誠心誠意向き合い、サポート・プロデュースさせていただきます。

自分は医療ダイエットをするべきか美容施術を受けるべきか迷っているという方や、美容施術に興味がある方は、お気軽に当院へご相談ください。

カウンセリングはこちら

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